過去に掲載した【セルフコーチングのはなし】から、「行動」に関係する3つのテーマのエッセンスをご紹介します。「自分は内向的だからできない」ではなく、「〇〇する」肯定の行動を実行することが、仕事の成果につながります。事実に基づきDO。
1.性格ではなく行動に目を向ける
人の個性を「内向的である」「外向的である」などの性格的な特徴で表すことがあります。しかし、性格は一見分かりやすいのですが、抽象的すぎて変化を起こせません。性格は行動により変わります。性格的な特徴にとらわれすぎず、行動を意識し、どんどん良い方向に変わっていきましょう。
2.肯定表現の「〇〇する」を意識
「諦めない」「話さない」「動かない」などの否定表現は、行動ではありません。(死人にもできます)「〇〇するな」と言われると、人は困惑し動けなくなります。生きた人間にしかできない、肯定表現の「〇〇する」が行動です。仕事の目標設定や同僚や部下への依頼は、「〇〇しない」ではなく「〇〇する」を意識してみてください。
3.案ずるより産むが易し
私たちは、子供の頃から赤信号は止まるなど、ルールに従い行動しています。大人になると、独自ルールを作るようになります。「会議の場で、〇〇〇について発言したいけど、上司の心情を害するかもしれない」と、次第に複雑なルールに変化します。これが行き過ぎると、事実と乖離し、せっかくの機会を逃します。迷った時は「案ずるより産むが易し」です。