会社員のSDGs意識

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エン・ジャパンが、「SDGs」意識調査結果を発表しました。

多くの会社員が、仕事でSDGsに関わりたいと回答しています。ほとんどの仕事は、人の困り事を解決し、間接的にSDGsとつながっているはずですが、そう感じられていないようです。

主な調査結果

65%の方が、仕事でSDGsに関わりたいと思っています。40代以上が最も多く、68%となってます。

出所:『エン転職』1万人アンケート(2023年3月)「SDGs」意識調査/エン・ジャパン株式会社

SDGsに関わりたい理由は、「仕事でも社会貢献性を感じたいから」がトップです。

出所:『エン転職』1万人アンケート(2023年3月)「SDGs」意識調査/エン・ジャパン株式会社

「貧困をなくそう」「すべての人に健康と福祉を」「働きがいも経済成長も」「住み続けられるまちづくりを」が、SDGsの中で、多くの方が関わりたい領域です。

出所:『エン転職』1万人アンケート(2023年3月)「SDGs」意識調査/エン・ジャパン株式会社

50%以上の方が、転職先を選ぶ際にもSDGsを重視すると回答しています。

出所:『エン転職』1万人アンケート(2023年3月)「SDGs」意識調査/エン・ジャパン株式会社

転職先としてSDGsを重視する理由トップは、「企業も持続可能な社会の実現へ取り組むべきだから」です。

出所:『エン転職』1万人アンケート(2023年3月)「SDGs」意識調査/エン・ジャパン株式会社

考察

会社員の「SDGs」に対する意識を見てきました。65%の方が、「仕事でも社会貢献性を感じたいから」などの理由で、SDGsに関わりたいと考えています。転職先を選ぶ際にも、「企業も持続可能な社会の実現へ取り組むべきだから」などの理由から、50%以上の方が、SDGsを重視すると回答しています。

ほとんどの仕事は、人の困りごとを解決し、間接的にSDGsとつながっているはずですが、多くの会社員は、そのように感じていないようです。40代以上の中核社員が、最も多くSDGsに関わりたいと回答しています。企業が、存在意義を明確にし、社会に貢献するパーパス経営が大事と言われていますが、そう感じられない現実を表しているのかもしれません。

念のため、皆さんが見慣れているSDGsの全体像を掲載します。

出所:外務省資料より

ほとんどの仕事は、間接的とは言え、17領域のいずれかに当てはまるのではないでしょうか。会社が大きくなったことで、創業の想いが、見えにくくなっているのかもしれません。エンゲージメントや生産性を高めるためにも、会社の存在意義の見える化が求められています。

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