本日はキャリアの話です。
最近、自律的キャリアという言葉をよく聞きます。キャリア形成を組織に依存するのではなく、個人の責任として、経験、スキル、特性などを踏まえ、生涯にわたる仕事の道筋を考え行動することです。
「やりたいことよりも、とにかく有名大学に進学する」「やりたいことが分からないので、とりあえず大企業に就職する」といった考えが通用しなくなります。「将来の仕事を考え、◎◎◎大学の〇〇〇学部に進学する」「◇◇◇の職種に就くために、△△△資格を取得する」といった能動的な行動がより求められます。
一方で、社会に出ると、様々な経験から多くのことが見えてきます。教育心理学者のクルンボルツは、「未来は予測できないことだらけなので、将来この仕事に就くというような計画は絶対視すべきではない。偶然の出来事は、人のキャリアに大きな影響を及ぼし、かつ望ましいものである。偶然の重要性を認識し、利用し、積極的に生み出す必要がある。」と述べています。
クルンボルツは、当初決めた計画に縛られず、人生で出会う偶然の出来事の大切さを伝えています。さらに、偶然の出来事をチャンスに変えるために、次の5つのスキルが必要と述べています。
- 好奇心: 新しい学びの機会を模索せよ!
- 持続性: 失敗に負けずに努力し続けよ!
- 柔軟性: 姿勢や状況を変えよ!
- 楽観性: 新しい機会は必ずやってきて、それを自分のものにすることができると考えよ!
- リスクテーキング: 結果がどうなるか見えない場合でも、行動を起こせ!
5つのスキルは、人生の全ての局面に通用するようにも感じます。出会う人、出会う仕事、出会う組織、全て縁です。自身のキャリア構築に、ぜひ5つのスキルを意識してみてください!