【セルフコーチングのはなし】もう一人の自分に診てもらう

個人のお客様ーレジリエンス

同じ出来事を体験しても、人によって受け取り方は異なります。前向きに捉えれば、気持ちが安定し、行動につながります。後ろ向きに捉えれば、気持ちが沈み、立ち止まります。

後ろ向きに捉える人は、不確実な未来に対し、感情が防御の役割を果たしています。大きな失敗をしないというメリットもあります。

しかし、ネットや頭脳労働の拡がりにより、人は、事実を超えあれこれ考え過ぎるようになりました。

結果、リスクを過大に評価する、その時思い浮かんだ過去の事例(ほとんど最悪のケース)を基に解釈する、自分がダメなんだと安易な結論をだす、といった状況を生み出しました。

この状況を脱するには、見える化「話す」「書く」が必要です。

「話す」「書く」ことは、もう一人の自分に自分のことを伝える作業です。もう一人の自分が、話されたこと、書かれたことから、自分を客観的に診ることができます。

経験や体験を、もう一人の自分が診ることで、感情を安定させ、自己肯定感を高め、成熟を促します。人は、自分の中に、気持ちを安定させる自浄機能を持っています。人間はすごいです。

ピープルエナジー代表 伊集院正

22年間、⾦融IT・リスクのコンサルティングに従事。ITリスクチームの拡大や金融セクター設立に貢献。この間、優秀な多くのコンサルタント育成に関与。2020年、国家資格キャリアコンサルタントを取得。2021年に⼈材コンサルティングを開始し、企業の従業員や働き手に対し、心理学の理論を活用したコーチングを提供中。
   
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