行動できない状況を何とかしたい方。行動できる人になる方法を解説

個人のお客様ーレジリエンス

  • いいなと思っても、行動できない
  • やらなくちゃと思っているのに、いつも先延ばしする
  • たくさん学んでいるが、行動しない

本記事は、こんな悩みや疑問を解決します。ブログの継続状況が行動する人の比率を推測する上で参考になると考え、少し古いですが総務省のブログ実態の調査研究をご紹介します。

ブログの実態に関する調査研究 ~ ブログコンテンツ量の推計とブログの開設要因等の分析 ~平成21年3月/総務省 情報通信政策研究所」によると、ブログの更新継続率は1年が30%、2年が10%、3年が3%となっています。1年継続できない人が70%もいます。こうした数字を踏まえると、興味や関心があっても行動できない人は70%以上いると推測できます。

出所:ブログの実態に関する調査研究 ~ ブログコンテンツ量の推計とブログの開設要因等の分析 ~平成21年3月/総務省 情報通信政策研究所

多くの方がやりたいと思っても、必要だと思っていても、知識を習得しても、行動できていません。本記事では、行動が大事な理由、行動できない原因、行動できる人になる方法、行動を促進するヒントを解説します。

     

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行動が大事な理由

行動が大事な理由は、 行動することで結果が変わるからです。当たり前ですが、行動しなければ何も変わりません。行動すれば期待どおりいかなくても、確実に前に進みます。これが次につながるきっかけとなります。以下は行動のメリットです。

  • 考えていても分からなかったことが見えてくる
  • 知っているだけでなくできるようになる
  • 知り合いが増え新たな情報が入ってくる
  • 結果にかかわらず充実感が味わえる
  • 行動する方がしないよりメリットが多いことに気づく

行動は失うことよりも、確実に多くの利益をもたらします。気持ちが変わり、仕事や趣味がさらに好きになります。

行動できない原因

行動は大事だと分かっていてもできないのはなぜでしょうか。行動できない原因は以下の2点に集約されます。

過度に失敗を恐れる

他者の意見に引っ張られる

過度に失敗を恐れる

何かを始める際に、この知識が必要だ、あの資格が必要だといったように、全てが揃ってからでないとなかなか取り組めないことがあります。時間と労力が重荷になり、しばらくすると挫折します。

コーチ
伊集院

私は20代の頃、外国人の知り合いを増やしたいと思い、毎週、英会話学校に通っていました。発音をもっと良くしないと、文法を間違わないようにしないとなど、苦手な点を克服しようと努めていました。一年学んでも、まだ外国人コミュニティに入るには英語力が足らないと、なかなか外国人コミュニティに入れませんでした。次第に仕事が忙しくなり、外国人コミュニティにも入れず英語の学習を辞めてしまいました。外国人の知り合いを増やしたかったのですが、英語の勉強に時間をとられ、できずに終わりました。。。

  

過度に失敗を恐れるのは、完璧思考からきています。完璧思考とは、「~すべきだ」「~しなければならない」といった言葉で表現される考え方に固執することです。筆者のコーチングにおいて、次のような理由から新しいことにチャレンジできないクライントがいました。

  • 営業は質問にちゃんと答えられないとダメだ
  • 資料に誤字脱字があってはダメだ
  • やるからには成果を出さないとダメだ

こうした思考は完璧思考からきています。完璧に準備しないと、新しいことに取り組めず、完璧に準備する負荷が重すぎて行動できなくなります。

他人の意見に引っ張られる

親、先生、上司、友人など周りの人からの意見が暗示となり、自分の行動に縛りをかけます。世の中の慣習や常識と言われていることも同じです。

コーチ
伊集院

今でも思い出すと辛いのですが、私は小中学校の先生から言われた「こんなこともできないのか」「お前は何もできない」という否定的な言葉がしばらく心に残っていました。高校3年までは自分はダメな人間なんだと何となく思っていたようです。(今になって分かりました)でも大学受験に失敗し初めて「このままじゃだめだと」いう気持ちから一浪し、無理だと言われながらも志望校に合格できました。この経験から「自分でもやればできるんだ」と思えるようになりました。

 

自分に影響力のある人からの言葉、自分よりも年上で知識や経験のある人からの助言は、暗示にかかり易くなります。

  • あなたは話下手だから営業はむかない
  • お前は根気がないから続かないよ
  • そんなの上手くいきっこないよ

発言している人は深く考えずに口にしています。しかし受け取る人は「そうなのか」と納得し、行動する前から諦め、自分の可能性を狭めてしまいます。

   

失敗が怖いと言う方は、こちらもご覧ください。

行動できる人になる方法

行動するには、過度に失敗を恐れる、他人の意見に引っ張られる、この心の壁を取り除く必要があります。

  • たとえ失敗しても些細なこと
  • 他者のアドバイスは根拠が希薄

たとえ失敗しても些細なこと

失敗を恐れ、あれこれ気をもみ、準備が負担になり行動できなくなります。これは過度に失敗を恐れることから生じます。では失敗とは何でしょうか?

  • 営業は質問にちゃんと答えられないとダメだ →営業の場でお客さんからの質問に答えられないと何が失敗なのでしょうか?ビジネスが終わってしまうのでしょうか?
  • 資料に誤字脱字があってはダメだ →資料に誤字脱字だあると何が失敗なのでしょうか?相手が取り引きを中止するのでしょうか?
  • やるからには成果を出さないとダメだ →成果を出さないと何が失敗なのでしょうか?収益が増えないとやったことは全く意味がないのでしょうか?

失敗について考えてみました。ビジネスの停止、取り引き中止、収益が増えないと無意味。一つの質問に答えられないだけで、ビジネスが停止することはありません。誤字脱字が一つあっただけで、取り引きが中止になることはまずありません。すぐに収益につながらない成果は山ほどあります。

こうして見ると、極端に考え過ぎていることが分かります。現実的にあり得ないことを想定し、心配しています。行動することで、改善点や次にどうすれば良いかが見えてきます。

  • 営業は質問にちゃんと答えられないとダメだ →営業の現場で答えられない質問があった。次回は同じような質問にも答えられるように準備していこう。
  • 資料に誤字脱字があってはダメだ →資料に誤字脱字がありその場で謝罪した。次回から必ず印刷して確認しよう。
  • やるからには成果を出さないとダメだ →収益は延びなかったが、お客さん数名から質問が出たので、そのあたりのニーズを探ってみよう。

失敗を恐れ完璧を求め続けるより、ある程度の準備し行動することが、確実に多くの貴重な情報を得ることができます

他者のアドバイスは根拠が希薄

他者からいろいろ言われ「そうなのか」と思い、自分を決めつける。「これやってみたいな」と思っても、そんなの無理だと言われ諦める。それでは他者は何を根拠にアドバイスしているのでしょうか。

  • あなたは話下手だから営業はむかない →営業は饒舌な人が向いており、たくさん上手に話すことで顧客は購入してくれる。
  • お前は根気がないから続かないよ →以前もやるといって続かなかったので今回も同じだ。
  • そんなの上手くいきっこないよ →うまくいっている人を周りで見たことない、聞いたことない。

いかがでしょう。多くを話す人から顧客が購入するわけではありません。購入のきっかけは信頼でき、商品が良く、ニーズに合ってと様々な要素が絡んできます。以前続かなかったでの根気がなく今回も同じという根拠は全くありません。うまくいっている人が周りにいなかっただけで、うまくいかないという理由にはなりません。

こうして見ると、他者のアドバイスは根拠が希薄なことが分かります。今の自分に当てはまる根拠などありません。行動することでアドバイスとは異なる新しい発見があります。

  • あなたは話下手だから営業はむかない →営業はこちらが話すことより、相手に話してもらう方が購入率が上がる。
  • お前は根気がないから続かないよ →やってみると楽ではないけど楽しいこともあるので、少しづつなら続けられそう。
  • そんなのうまくいきっこないよ →大変なのは確かだけど、うまくいっている人もおり、自分の特徴を活かせば可能性はある。

他者のアドバイスよりも、自分の心の声を確かめ、本当にやりたいなら行動することです。行動することで、新たな発見があり、次の行動が見えてきます

     

自己肯定感が低いと感じる方は、こちらをご覧ください。

行動を促進するヒント

ここからは行動を促進するヒントをご紹介します。意識し実践することで、行動し易くなります。

ヒント説明
行動するメリットを明確にする行動するメリットを明確にすることで、やる気が湧いてきます。行動することで何が得られるのか、どうなりたいのか、具体的にイメージします。行動するメリットを紙に書いたり、壁に貼ったりして、目に見える形にすると効果的です。
とにかく一歩踏み出してみる行動することに対して不安や恐怖を感じる場合は、とにかく一歩踏み出します。最初の一歩が一番難しいですが、一度行動してみれば、その後はスムーズに進めることができます。行動することで、自分のできることやできないことが分かり、次の行動につなげることができます。
行動力がある人と一緒に行動する行動力がある人と一緒に行動することで、刺激やモチベーションを得ることができます。行動力がある人は、良い影響を与えてくれます。参考にすることで、行動しやすくなります。友人や家族、同僚や先輩など、身近なところでも行動力のある人はいるものです。
ポジティブ思考を心がけるポジティブ思考を心がけることで、行動することに対する抵抗感を減らすことができます。ポジティブ思考とは、物事を肯定的に捉えることです。ポジティブ思考になるためには、自分に言い聞かせたり、感謝の気持ちを持ったり、成功事例を見たりすることが効果的です。
細かい計画を立てる細かい計画を立てることで、行動することに対するハードルを下げることができます。計画を立てることで、何をどうすれば良いかが明確になり、行動しやすくなります。計画を立てるときは、目標を具体的にし、期限や目安を設定し、行動を細分化し、優先順位を決めることが大切です。

   

まとめ

本記事では、行動が大事な理由、行動できない原因、行動できる人になる方法、行動を促進するヒントを解説しました。行動できない原因は以下の2点に集約できます。

・過度に失敗を恐れる

・他者の意見に引っ張られる

過度に失敗を恐れるのは、極端に考え過ぎています。現実的にあり得ないことを想定し、心配しています。他者のアドバイスは根拠が希薄です。今の自分に当てはまる根拠などありません。過度に失敗を恐れるのも、他者の意見に引っ張られるのも他人基準です。他人基準でものごとを考えるのではなく、自分基準で考えることが大事です

行動は失うことよりも、得ることの方が確実に多くあります。気持ちも変わり、楽しさが分かります。改めて自分の心の内を確かめ、心に正直に自分らしく生きること、これが行動できる秘訣であり、悔いのない人生を送る秘訣です

  

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ピープルエナジー代表 伊集院正

22年間、⾦融IT・リスクのコンサルティングに従事。ITリスクチームの拡大や金融セクター設立に貢献。この間、優秀な多くのコンサルタント育成に関与。2020年、国家資格キャリアコンサルタントを取得。2021年に⼈材コンサルティングを開始し、企業の従業員や働き手に対し、心理学の理論を活用したコーチングを提供中。
   
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