キャリアに悩む。不安を解消する方法を解説

個人のお客様ーキャリア

  • キャリアに漠然とした不安がある
  • やりたいことが分からない
  • 今の仕事が苦痛で仕方ない

本記事は、こんな悩みや疑問を解決します。

PWC Japanのグローバル従業員意識/職場環境調査「希望と不安」2023 日本・グローバル全体調査結果比較によると、仕事に満足している労働者の比率はグローバル全体56%に対し日本は29%で、調査対象国に含まれるOECD24カ国中23位です。

出所:グローバル従業員意識/職場環境調査「希望と不安」2023 日本・グローバル全体調査結果比較/PWC Japan

一方でこれから1年以内に転職する予定があるかの質問に対し、「どちらかといえば同意・強く同意+中程度に同意・分からない」の合計は、グローバル、日本共に48%です。日本の働き手は仕事に満足しておらず、転職志向も高いと言えます

出所:グローバル従業員意識/職場環境調査「希望と不安」2023 日本・グローバル全体調査結果比較/PWC Japan

本記事では、キャリアの現状、キャリアの不安、キャリア不安の解消方法を解説します。

      

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キャリアの現状

多くの人がキャリアに悩む

キャリアに悩む人は多くいます。昨今ジョブ型採用が増えてきましたが、本心から納得して今の仕事に就き、活き活きと働けている方はどれだけいるでしょうか。新卒で一括採用し会社に合う人材に育て上げ終身雇用する、”仕事=会社”の価値観が浸透していた日本において、キャリア自律が叫ばれてきたのはここ最近です。

コーチ
伊集院

筆者は35年前、新卒で小売業の会社に就職しました。大学は理系でしたが創業者への憧れから決めました。ところが一年で外資系の保険会社への転職を決断しました。30歳を超え、ようやく自分は企画や分析の仕事に夢中になれることに気づき、コンサルティング会社に転職しました。当時キャリアという言葉は聞いたことがありませんでしたが、コンサルティング会社に転職するまでは仕事に悩んでばかりいました。

  

今の仕事でいいのかなと悩みつつも、やりたいことが分からない、新しいことをやるエネルギーがない、家族のためにリスクを取れないなどの理由から、目の前の仕事をやるしかないという方が多いのではないでしょうか。

キャリアとは

そもそもキャリアとは何でしょうか?語源はラテン語のCarariaです。荷馬車や四輪の荷車の通り道、わだちを意味します。履歴、進路、職業、ポジションを意味する言葉としても使われます。現在はさらに意味が拡がり、歩んできた道人生の足跡生き方そのものを指すこともあります。キャリアに良い悪いがある訳ではありません。キャリアとは一人ひとりの仕事の経歴や生き方です。

キャリア自律とは、このキャリアに自ら責任を持ち、環境変化に対応しながらキャリアを練り直し、歩んでいく姿勢です。

キャリアは走りながら考えるもの

やりたい仕事、好きな仕事、向いてる仕事というのは、経験する前から分かるものではありません。何かの縁で就いた仕事に全力で打ち込むことで、仕事に愛着がわき、得意になり、やりたい仕事になっていきます。適性は考えて見つかるものではなく、試行錯誤を通じ、初めて分かります。

キャリアとは限りある情報を基に方向性を決め、走りながら微調整し築いていくものです。ただ漫然と仕事をするのではなく、常に自分自身と向き合う機会を持ち、試行錯誤しながら挑戦していくことが大切です。

自分自身と向き合うことを内省といいます。内省について詳しく知りたい方は以下のブログをご覧ください。

キャリアの不安とは

キャリアに不安があると言う場合、具体的にどのような不安があるのでしょうか。以下はよく聞かれる声です。

  • やりがいや価値を感じられない
  • 評価や報酬が低いと感じる
  • 将来の展望が見えない
  • 仕事の環境や条件に満足していない
  • これからの変化や不確実性に対応できない

不安とは将来の危険に対する恐れの感情です。不安は自分の望みと現実とのギャップによって生じます。しかし不安な気持ちはあっても、自分の望みがよく分からないことがあります。不安を深掘りすることで、具体的に何を望んでいるのかが見えてきます

以下、筆者の過去の経験を基に、不安を深掘りしてみました。

不安現実不安の深掘りギャップ
やりがいや価値を感じられないシステム化の窓口を担当しているが、ユーザ―部門に言われたことだけに対応する仕事はつまらない窓口を担当する自分の価値は何だろうと思う。ユーザー部門の依頼がどれだけ効果を上げるのか分からないが、それを指摘する材料もない。立場もユーザー部門の方がシステム部門より強い。要件定義を整理するのは好きだけど今の業務は物足りない。この仕事を続けていていいのだろうか。自分の価値をもっと提供できる仕事をしたいが、今は権限は弱く、知見もない。要件定義を整理するような形で価値を提供できる場はないか。
評価や報酬が低いと感じるがんばっているのに評価が低いと感じる。同期が先に昇格した。自分は何が足りないのだろう。上司が分かっていないのか。それなりに成果も出していると思う。上の人とうまくやるのが苦手だからか。このままやってても厳しい未来が待っているかもしれない。自分をきちんと評価してくれる環境で働きたい。うまくやるのも大事だが目に見える成果でより評価されたい。今はそうじゃない
将来の展望が見えないこのまま続けていても、将来自分が活躍している姿をイメージできない営業が強い会社なので、業務やITしか経験のない自分は出世できないかもしれない。業務部門で出世している人は皆プレゼンが上手かったり英語が流暢な人ばかり。何をやればいいのか分からない。携わっている業務ではなく、成果で評価されたい。今はそうではなく、自分も力不足
仕事の環境や条件に満足していない家庭の事情などで働く時間を調整したい時があるが、現状は難しい仕事優先で、家族に無理をかけている。今の仕事にそこまでする価値はあるのか。家族との時間がもっと取れる仕事もあるのではないか。仕事はがんばるが、必要な時は家族の時間を確保したい。今はできない。
これからの変化や不確実性に対応できない現在の仕事はAIにも対応可能だ。このままではいらない人になる。部下の資料にコメントし、会議でコメントしている今の仕事は本当に必要だろうか。AIでもできるのではないか。無くてもまわるのではないか。長く仕事をしてきたが、結局自分には何ができるのか。今後やりがいを持ってやっていけることはないか。今後もやりがいを持って働いていきたい。今はやりがいを感じられず、将来の不安もある。

漠然とした不安は具体化することで課題が見えてきます。キャリア不安も深掘りして考えることで、何に引っかかっているのかが分かります。

漠然とした不安の解消方法はこちらをご覧ください。

キャリア不安の解消方法

自分に合う環境を探す

ここからは不安の解消法を考えます。筆者の考えるキャリア不安の解消法は、仮説を基に働いている姿を想像し、感情の変化をみる方法です。ギャップを解消できそうな施策や仕事をいくつか挙げ、頭の中で想像します。経験が無く想像できない場合もあるかもしれません。その場合は副業などで小さく体験するまたは経験者に聞いてみることをお勧めします。

仮説を基に自分が働いている姿を想像できると、感情が反応します。感情が下がらない仮説が自分に適合している可能性が高い環境です。以下は職業の例ですが、仕事上の人間関係にも応用できます。

不安ギャップ仮説感情の変化
やりがいや価値を感じられない自分の価値をもっと提供できる仕事をしたいが、今は権限は弱く、知見もない。要件定義を整理するような形で価値を提供できる場はないか。お客さんの要件を直接整理する仕事はどうだろう。例えば仕事がハードだけどコンサルティング😊
やってみたい。
評価や報酬が低いと感じる自分をきちんと評価してくれる環境で働きたい。うまくやるのも大事だが目に見える成果でより評価されたい。今はそうじゃない社内だけでなく社外のお客さんからの評価を直接受ける仕事はどうだろう。例えば営業、販売、コンサルティング。😐
コンサルティングはやってみたい。
将来の展望が見えない携わっている業務ではなく、成果で評価されたい。今はそうではなく、自分も力不足成果が明確な仕事には営業、販売、コンサルティングがある。そのための力をつけれるか。😐
がんばりたい。
仕事の環境や条件に満足していない仕事はがんばるが、必要な時は家族の時間を確保したい。今はできない。以前に比べると多くの会社で有給は取りやすくなった。リモート勤務が可能な仕事が理想。😊
リモートを活用したい。
これからの変化や不確実性に対応できない今後もやりがいを持って働いていきたい。今はやりがいを感じられず、将来の不安もある。ここまではチーム力を意識して仕事をしてきたけど、第二の人生の準備が必要。定年前までに自分に何ができるか、世の中が求めていることを考えなくては。🥺
今のままはでは不安。考えなくては。

      

やりたいことが分からないと言う方は、こちらも参考にしてください。

納得いくキャリアを築くための7つのポイント

キャリアが綿密な計画どおりに進むことはありません。今ある情報を基にざっくりとした方向を決める必要があります。そして試行錯誤しながら微調整していくことが大切です。納得いくキャリアを築くための7つのポイントを示します。変化の激しい現在、キャリア構築にも起業家と同じような思考が求められます。

  1. 誰しも最初は強みが育っていない。目の前の仕事を好きだと思い続けることで技術と知識がつき強みになる。
  2. 考えるよりも行動が大事。行動の回数が増えれば、成功の可能性が高まる。
  3. 必要なのは変化を拒まず、進んで変化を受け入れる。受け入れることでいつの間にか自分が進化する。
  4. 人は夢中になる、好きになることで続けられる。一つの仕事に5年を費やすと誰しも一流になれる。
  5. 仕事は漫然とするのではなく、常に思考錯誤を続け発展を目指す。
  6. 新しいことに挑戦する際は、期間を決めてやってみる。お金も時間も損失をコントロールする。
  7. 失敗から学ぶことを繰り返す。新しいことを試す→失敗の損失をコントロール→失敗を認める→改善し再挑戦。

まとめ

やりたいことが分からないという声をよく聞きます。不安を深掘りすることで、具体的に自分が何を望んでいるのかが見えてきます。仮説を基に働いている姿を想像し、感情の変化をみることで、自分の望みに合致しているかを探ることができます。

キャリアというと外形的な待遇・企業規模・資格などに意識が向きがちですが、長く働き成果を出すためには、楽ではないが居心地よく働ける環境を見つけることが大切です。

キャリアが計画どおりに進むことはありません。まず方向を決め、挑戦と失敗をうまく繰り返し、微調整しながら自分なりのキャリアを築いていく、結局これしかありません。本記事がキャリアに悩んでいる方に、少しでも参考になれば幸いです。

  

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ピープルエナジー代表 伊集院正

22年間、⾦融IT・リスクのコンサルティングに従事。ITリスクチームの拡大や金融セクター設立に貢献。この間、優秀な多くのコンサルタント育成に関与。2020年、国家資格キャリアコンサルタントを取得。2021年に⼈材コンサルティングを開始し、企業の従業員や働き手に対し、心理学の理論を活用したコーチングを提供中。
   
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