仕事で不安な気持ちになる。原因と解消方法を解説

個人のお客様ーレジリエンス

  • このままではダメな気がする
  • がんばっても無意味な気がする
  • 将来がなんとなく不安だ

本記事は、こんな悩みや疑問を解決します。

仕事で不安な気持ちになることは、誰にでもあることです。不安は、ストレスや不眠、パニック、うつなどの心身の不調を招き、仕事のパフォーマンスや生活の質を低下させる恐れがあります。不安は分からないものコントロールできないことに出会った時のアラームです。不安は見える化が大切です。

厚生労働省の資料によると「仕事や職業生活に関する強い不安、悩み、ストレスを感じる労働者の割合」は、ここ数年来50%以上で推移しています。職場の半数の人は強い不安やストレスを感じています。

出所:厚生労働省資料より

本記事では、仕事で不安を感じる時、不安の原因、不安を解消する方法について解説します。いますぐ仕事の不安を解消する方法を知りたい方はこちらです。

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仕事で不安を感じる時

令和4年「労働安全衛生調査(実態調査)」の概況/厚生労働省によると、正社員は次の順で仕事で不安やストレスを感じることが多いようです。雇用形態により不安と感じる理由は異なりますが、正社員と比べ雇用の安定性に対する不安が高くなっています。

  1. 仕事の量
  2. 仕事の失敗、責任の発生等
  3. 仕事の質
  4. 対人関係
  5. 会社の将来性
  6. 顧客取引先等からのクレーム
  7. 役割・地位の変化等
  8. 雇用の安定性
出所:令和4年「労働安全衛生調査(実態調査)」の概況/厚生労働省

具体的に不安に感じる場面として、次のような状況が想定されます。

厚生労働省の調査から想定される状況
1.仕事の量仕事の量が多く、普通にやっていては期限内に終わりそうにない
2.仕事の失敗、責任の発生等仕事でミスし、自分が責められる立場の時
3.仕事の質仕事の難易度が高く、自分にはできそうにないと感じた時
4.対人関係上司、同僚、部下との人間関係がうまくいっていない
5.会社の将来性会社の経営状態が悪く、将来が見通せない
6.顧客取引先等からのクレーム仕事で不手際があり、顧客からクレームを受けた時
7.役割・地位の変化等転職や昇進などで地位が変わり、まだ自信が持てない
8.雇用の安定性早期退職制度など、雇用を脅かす施策が実施された時

     

コーチ
伊集院

いずれも仕事でよくあることのように感じます。私も20代後半~40代前半の頃までは、仕事量が多く、徹夜や休日出勤をよくやっていました。ある時はマラソン大会に出てそのまま夜まで仕事したり、年末夜中まで働き身体を壊したりと、全て不安から自分を追い込んでいたのかもしれません。

不安の原因

不安は目の前に危険が迫っているというアラームです。例えば人は事故や災害が発生すると不安になります。多くの人は不安になることで、何らかの対策をしようとします。

  • 近所で火事が発生した → 危ないので一時避難しよう
  • 大型台風が近づいている → 窓ガラスが割れないようにテープを貼ろう
  • 各地で地震が続いている → 地震に備え水や食料を備蓄しておこう

一方で次のような不安もあります。

  • 会社の将来に漠然とした不安を感じる
  • 大きなプロジェクトを任されたが不安だ
  • 初めての顧客に営業するのは不安だ

この場合は、分からないことがあるため不安になっています。例えば、次のようなことが分からないため不安になっているかもしれません。

  • 将来どうなるか結果がわからない
  • プロジェクトをどうマネージしたらよいかわからない
  • 相手がどう考えていて、どう反応するのか分からない

分からない不安に陥ると、適切に対処せず誤った行動をとることがあります。以下は不安から誤った行動につながる例です。

不安分からないこと誤った行動
会社の将来に漠然とした不安を感じる将来どうなるか結果がわからない不安にかられてやみくもに転職活動をはじめる
大きなプロジェクトを任されたが不安だプロジェクトをどうマネージしたらよいかわからないプロジェクトのことはスタートしてから考えればよく、不安をなかったことにする
初めての顧客に営業するのは不安だ相手がどう考えていて、どう反応するのか分からない相手が苦手な人だったらどうしようとあれこれ妄想し、不安をどんどん膨らませる

     

キャリアに不安を感じている方はこちらをご覧ください。

不安を解消する方法

不安を解消する方法は、見える化です。見える化とは言葉にすることです。ポイントは分かっていること、分からないこと、できることの3段階で書き出すです。

  1. 分かっていること
  2. 分からないこと
  3. できること

先の例を基に書いてみます。

会社の将来に漠然とした不安を感じる

1.分かっていること2.分からないこと3.できること
・会社の昨年度までの業績および財務状況
・会社の今年度の売上推移
・顧客数、平均単価、継続率
・今年度の採用予定
・中期計画、年度計画
・社風
・マーケットにおけるシェア
・景気予測
・顧客のニーズ変化
・競合の動き
・社長の考え
・社会の変化(世界、日本)
・将来の会社の売上
・自分の市場価値
・今後の給与の伸び
・将来の雇用の安定
・今後のキャリアを考えてみる
・転職市場での自分の価値を調べる
・自分が今やるべきことを特定する

大きなプロジェクトを任されたが不安だ

1.分かっていること2.分からないこと3.できること
・プロジェクトの期間は〇年
・プロジェクトは会計システムの刷新
・基幹システムとの連携が必要
・海外のパッケージソフトウェアを採用
・社内の体制
・予算は〇〇億円
・対象はグループ会社も含む
・ITベンダーを選定する
・パッケージの詳細
・ITベンダーの詳細
・基幹システムの詳細
・メンバーの技量
・大規模プロジェクト特有の留意点
・パッケージ特有の留意点
・ITベンダー選定の留意点
・大規模プロジェクトマネジメントの本を読む
・パッケージの本を読む
・ITベンダーについて調べる
・メンバーの経歴を確認する
・自分の経験したこれまでのプロジェクトと今回のプロジェクトの違いを洗い出す

初めての顧客に営業するのは不安だ

1.分かっていること2.分からないこと3.できること
・顧客は製造業
・部門はIT部門
・窓口方の役職は係長
・当社とこれまで実績はない
・案件は会計システムの刷新
・グループも含めた大規模案件
・顧客が重視していること
・窓口の方の人柄
・予算
・声をかけている競合
・社風
・キーパーソン
・有価証券報告書やネットを基に顧客のビジネスを理解する
・マーケットにおける顧客の強み弱みを考える
・当社の強みが分かる資料を用意する
・類似案件をベースに、予算や期間を推測する
・まずは顧客の話を聞く

まとめ

ビジネスマンの約半数が、仕事において強い不安、悩み、ストレスを感じています。このように仕事で不安な気持ちになることは、誰にでもあることです。不安は、ストレスや不眠、パニック、うつなどの心身の不調を招き、仕事のパフォーマンスや生活の質を低下させる恐れがあります。

不安は分からないものやコントロールできないことに出会った時のアラームです。不安は見える化が大切です。見える化のポイントは、次の3段階から書き出すことです。

  1. 分かっていること
  2. 分からないこと
  3. できること

不安にかられると、やみくもに行動したり、無かったことにしたり、膨らませたりすることがあります。いずれも逆効果となり、良い結果を産み出しません。不安になった時は、勇気を出して不安に向き合い、書き出すことが最も有効な方法です。小さな不安から書き出す練習をしてみることをお勧めします。ぜひお試しください!

  


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ピープルエナジー代表 伊集院正

22年間、⾦融IT・リスクのコンサルティングに従事。ITリスクチームの拡大や金融セクター設立に貢献。この間、優秀な多くのコンサルタント育成に関与。2020年、国家資格キャリアコンサルタントを取得。2021年に⼈材コンサルティングを開始し、企業の従業員や働き手に対し、心理学の理論を活用したコーチングを提供中。
   
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