【セルフコーチングのはなし】メタ認知という、もう一人の自分が育つ

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教育心理学に、メタ認知という言葉があります。自分はどのくらい学習できているのか、学習の仕方は適切かなど、学習効果を高めるには、自分の理解状況を把握することが大切と言われます。自分の理解状況や自分の感情を認知することをメタ認知といいます。メタ認知の活用は、仕事においても有用です。

例えば、仕事において、次のようなことはありませんか?

  • できると思っていた仕事で失敗した
  • 説明が長い、分かりづらいと言われる
  • 理解していると思っていたのに、うまく答えられない
  • 会議で感情的になってしまう
  • 指摘されると、深く長く落ち込む

こうした状況は、自分の状況を正しく認識できていない、または正しく認識するための工夫が足らないことに起因します。メタ認知を活用することで、まるでもう一人の自分が見ているように、自分の状況や感情の動きに気づき、次のような行動につなげることができます。

  • できる、分かると思っていることを確実にするため、自分なりに書いてまとめる
  • 感情的になっている自分を、冷静に客観視し、気持ちを落ち着ける
  • 指摘されたことは、自分に害を及ぼすものではなく、仕事の品質を上げることに気づく

メタ認知力を着けるには、人に説明したり内省することが有効と言われます。後者は、まさにセルフコーチングです。セルフコーチングを続けることで、メタ認知という、もう一人の自分を育てることができます!

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